1月 232016
 

昼の部、前から二列目でみました。日本橋高島屋で美濃吉のお弁当を買い歌舞伎座に行きました。今回はイヤホンガイドを借りました。料金は1700円ですが返却すると1000円戻ってくるので手ごろな値段だと思います。イヤホンガイド、美術館で見かけますが、一度しか利用したことがなく歌舞伎のガイドってどんな感じなのかとても興味がありました。解説がとてもわかりやすく、お話しの流れにそって適格に歌舞伎の邪魔にならずとても参考になりました。初心者の私にはありがたかったです。NHK第二ラジオで歌舞伎の講座が始まり、テキストを買い読み始めました。歌舞伎の歴史や江戸文化など歌舞伎を取り巻く話や、歌舞伎のハイライト的なことが頭に入る感じで毎回楽しみに聴いています。そして、イヤホンガイドの目の前で演じている解説が、見てるだけではわからない歌舞伎の知識などタイムリーに教えてくれて本当に助かりました。歌舞伎の楽しみが増したような感じです。今回は「廓三番叟」、孝太郎、種之助、染五郎さんで、新春を祝う華やかな舞台の幕あけにぴったりだと思いました。「義経千本桜、鳥居前」、橋之助、門之助、児太郎、松江、十郎さんで有名な義経と静御前の別れ、、。話の流れを前もって読んでおいたのでよかった。ある程度話がわかっていたほうが、より楽しめると思う。「梶原平三誉石切」、吉右衛門、芝雀、歌昇、種之助、由次郎、桂三、宗之助、男女蔵又五郎、歌六さんで、名刀の行方が人情とからまりとてもいい話となってました。吉右衛門さんの演技がやはり際立ってました。最後に新古典劇十種の内「茨木」を玉三郎、鴈次郎、門之助、左近、歌昇、松緑さんで、能の世界を取り入れた今回一番楽しみにしていた演目。玉三郎さんの老婆の役は素晴らしかったです。華やかな娘役ではなく今の玉三郎さんでしかできない役だと思いました。邪気がでてくる後半、鬼の形相、見ていて感動しました。能の世界にも浸れ、古典芸能のすばらしさが感じられるものでした。難しい演目を玉三郎さんの世界に観客を引き込んでいく、みなさんの目が玉三郎さんに釘付けになっていました。

 

新春の歌舞伎は、とても華やかで年明けにはぴったり。今年も元気に前向きに一日を大切に過ごしたいと思わせてくれた一日となりました。

12月 122015
 

音楽劇「星の王子さま」を水戸芸術館ACM劇場で観てきました。このお話は誰でも知っているお話し。私も英語訳の本を持っています。作者のサン=テグジュベリの特集をNHKの番組でみたり、この本のイラストも頭の中にしっかり入っているけれど、じっくり本を読んでいなかったこともあり、とても興味がありました。今回の劇は、青木豪さんの脚本、そして演出。作曲・音楽監督は笠松泰洋さん。この本を読んだのが25年前。じっくりと読むことなしに、あとまわしにしてきたので今回の劇はすっと頭に入ってきました。目の前で演じてくれるお話しは、とてもすばらしかったです。音楽とともに、耳からの入る声、音。そして、体全体で表現する姿をみて、お話しの世界がとても大きなものとなり、自分の心に響くメッセージも伝わってきました。人それぞれお話しの解釈は違うと思いますが、自分以外の人の解釈を知ることも大事だと思います。相手のことを思い行動する、、これは自分のためでもあると思います。どんな小さな生き物でも何かしら自然の中での役割をはたしているとガーデニングをしているとよくわかります。あとうちの猫三匹の世話をしている自分が成長したこともこの劇で認識しました。観劇して人たちは圧倒的に大人が多かったです。いろいろな人生経験を得てこの劇に出会えたのはとても有意義なことだと思います。三人の演技を支えた16人の子供たち。バラ役も兼ねたピアノ奏者。そしてコントラバス奏者。他照明、衣装、舞台、たくさんの人の手が入っていた素敵な劇でした。

11月 212015
 

指揮は広上淳一さん。7年ぶりのMCOです。表現力豊かな指揮振りに圧倒されました。私としては、曲の作りや流れが指揮振りでよく理解できました。

広上さんが思い描くような音をオケのメンバーが適格に出してくれるのがまたすばらしかったです。気持ちよさそうに指揮している広上さんが、背中から伝わってきました。

最初の曲はハイドン:交響曲第102番変ロ長調Hob.I-102。今回のプログラムの中で一番よかったです。この曲だけで満足してしまった感じです。

とても集中して聴くことがてきました。この曲は各パートの聞かせどころがたくさんあり、かけあいのようになってます。面白味があって楽しい曲。

二曲目はモ-ツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467。ピアニストのメナヘム・プレスラーさんが健康上の理由で来日できなくなり、児玉桃さんが演奏しました。これまで、水戸での演奏を何回か聴いていたので、児玉さんの世界にすんなりと入ることができました。ハイドンの後、がらっと雰囲気がかわり柔らかいモーツァルトの世界に入った感じでした。しっとりとしていて、よかったです。

三曲目はモーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551ジュピター。この曲は小学生の頃から親しんできた曲の一つです。やはり、よく知っている曲を聴くのは、ストーリーが頭に入っているので楽しいです。初めて聴く感動、何回か聴いて理解できる感動、いろいろ楽しめると思います。広上さんが途中、何回か飛びました。そして、歌っていました。ジュピターの曲と一緒に踊っているような全身を使った指揮でした。みていて、観客も幸せになれたような感じがしました。

今回は指揮者に感動しパワーをいただきました。オケのメンバーの演奏は、毎回ですがとてもまとまっていて満足しました。

11月 192015
 

今年もやってきました、解禁日。予約しておいたボジョレー・ヌーボーを酒屋さんにとりにいきました。でも、今日は飲まないで後の日にまわします。

というのも、今夜は、フレンチレストラン、コート・ル・ヴァンでのヌーボー祭りに参加したからです。ワインが飲み放題で、ブルゴーニュの郷土料理がブュッフェスタイルで提供されました。そして、ジャスボーカルがはいり、とても楽しい時間を過ごすことができました。私は、あまりワインは飲めないので、グラス二杯程度にする予定でした。しかし、みんながおいしそうに飲んでいる雰囲気の中、二杯以上飲めました。みなさん、すごく飲める人ばかりで、テーブルの上はグラスだらけになってしまいました。70名限定で満席でした。話とワインに夢中になっていたら、お料理があっというまになくなってしまいました。オードブルの皿はなんとか一通り、食べられたのですが、メインとなるものをとりにいった時には、もうなくなってました。最初にお料理を全部、テーブルにもってきたらよかったです。デザートもたくさんあたのですが、後でと思っていたら、なくなってしまいました。ソムリエシェフの宇野さんとお話ししたら、お料理はあまると思っていたので、びっくりしたといってました。男の人が多かったので、仕事帰り、夕食の時間帯でもあったし、おいしい料理の数々だったので、当然かも。ワイン好きな人の企画としては、とてもいいものでした。一番、前中央の席だったので、ボーカルもよく聴くことができました。ワイン会でしたが、ボーカル目当てで来てた人もいました。お客さんの年齢層からかもしれませんが、スタンダードなジャズの曲が多かったです。ジャズもいいけど、シャンソンのほうが、ワイン会にはぴったりかも。

10月 252015
 

新しくできた佐川文庫ホ-ル。今までは、音楽ホールではない図書館の脇の部屋でリサイタルをしてました。それでも、観客120名程度のこじんまりとした中で聴く演奏は、なかなか貴重なものでした。これからは、この新しくできたホールで演奏会が行われることになりました。今日はオープニングリサイタルとして小菅優さんが弾かれました。ホールはガラス張りの木造建築にこだわった、観客数200名ぐらいのこじんまりとしていてとてもすばらしいものでした。北山杉の年代ものがふんだんに使われ、新しい木の香に癒されて、音楽とともに素敵な時間を過ごすことができました。小菅さんといえば、ベートーヴェンと思うようなプログラムの構成でした。最初にピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1。みんなの期待に応えるような演奏でした。短調の曲ですが、暗いイメージは感じられないとても落ち着きがあって素敵な曲です。低音がとてもすばらしく深みのある音がよくでていました。その割に高音がちょっとのびがないような感じがしたのですがこれは、あとで、小菅さんに質問して納得しました。調律さんが本番ぎりぎりまで調整していましたが、なかなか思うような音がでなかったようです。ピアニストは会場で準備したピアノを弾くので自分の出したい音に調律の方に調整してもらう。それぞれの楽器本来の音も違うし、大変だと思います。自分のピアノを会場に持ち込む人もいるくらいです。やはり、音に敏感になればなるほど、音の違いに妥協できなくなるんだと思います。

二曲目は、ブラームス:4つのバラードOp.10。4曲がそれぞれ長い曲ではないので、聴きやすく、小菅さんの深みのある音がぴったりでした。

三曲目はショパン:12の練習曲Op.10。練習曲といっても、芸術性豊かな作品。各曲それぞれすばらしい旋律があり、魅了されました。

ショパンがフランツ・リストに献呈したのも納得です。ショパンワールドの濃厚な世界を味わえる作品だと思います。

個性の違う作曲家三人の作品を聴くことができて、楽しかったです。

アンコールはシューマン。

素敵なホールができて、これからが楽しみです。

10月 182015
 

小曽根真演奏を初めて目の前で聴いたのは、橋爪功さんの朗読会の時でした。朗読にあわせて、演奏してたのです。一曲、朗読の間に演奏が入り

即興のすばらしさに感動しました。それから、韓国のアーティストの展示作品の音楽を担当してたりと、ここ一年の間に小曽根ワールドに少し浸ることができました。クラシックとのコラボも多く、ジャズの世界に入りやすい感じがしました。プログラムは、即興だけあってありません。一期一会の演奏会。その場の雰囲気を感じながら作り上げていく、聴く側もその音の一部になっているかと思うと、楽しいです。ニューヨークのもっとこじんまりしたクラブとかパプで聴けたらまた素晴らしいと思います。芸術館の会場がそんな雰囲気になるよう、照明も工夫されてました。小曽根さん指名の方がきてもらったようです。即興なので、台本がなく、本番勝負。会場に集まったお客さんと時間をともにし、つくりあげていく作品。そんな世界を味わえるのがジャズだと思います。

ジャズもいろいろあります。私が小学生の頃、父がジャズのレコードを大音量で家でかけていました。それも、当時前衛的なもの。うるさいとしか思えなかったです。でも、音を浴びる感じがしました。高音から低音までの展開がすごいと思いました。スタンダードなはジャズの曲は好きなのですが、そんな感じで今まできてしまいました。

小曽根さんの演奏で、ジャズの世界に少し足をふみいれることがてきた一日となりました。

8月 112015
 

MCOの演奏会で新しく参加したオーボエ奏者の演奏に惹きつけられたのは2010年。彼の名はフィリップ・トーンドゥル。フランス人でミュールーズ出身。

音色が素晴らしく、オーボエならではの華やかさ、力強さなどいろいろな要素をすべて演奏で表現できる若手の奏者。

彼が初めて日本でのリサイタルが実現。当日の会場は彼の人気を物語っているように若い女の子がたくさんいた。オーボエのリサイタルは今回初めてでしたがプログラムの構成がとてもしっかりしていて満足しました。選曲がすばらしかったです。人を惹きつける美しい演奏、そして超絶技巧と、とても楽しめました。シューマン、ラヴェル、ポンキエッリ、プーランク、ニールセン、ケクラン、パスクッリ。ドイツ、フランス、イタリア、フランス、デンマーク、フランス、最後にイタリアと作曲家とともに、ヨーロッパを旅する感じになっているのも楽しかったです。自分の故郷、アルザス地方のミュールーズにちなんで同じくアルザス地方の一族の出であるシャルル・ケクランの曲を演奏しました。自分の故郷を大事に思っているのがよくわかりました。ケクランの語ったアルザス人の気質がプログラムに紹介されていました。活力、繊細さ、絶対のそして素朴な誠実さだそうです。今年の四月にアルザスに行ってきた時のことを思いだしなるほどと思いました。最後の曲はオーボエ奏者であったパスクッリが自分の優れた演奏技巧を発揮できる曲を多数作ったなかの一つでした。演奏家が自分のためにと作った曲、オーボエのよさが十分伝わってきてすばらしかったです。アンコールも三曲と盛りだくさんで、ピアノの加藤洋之さんとの共演もよかったと思います。

7月 252015
 

佐川文庫で中村紘子氏推薦でリサイタルが実現しました。

とても力強く、高音がとてもきれいな音でスタンウェイならではの音がよく出ててよかったと思います。

力強さだけでなく、柔らかいタッチもいい感じでした。

プログラムは、この夏の季節にぴったりだと思いました。

ショパン、ドビュッシー、リストともりだくさんで、アンコールは二曲弾いてくれました。

一曲目はショパンのピアノソナタ第2番Op.35(葬送)。力強い演奏で、今日のリサイタルの期待に応えてくれるような感じでした。

ドビュッシーのプレリュード第1集より3曲。

そして映像第1集より水の反映。

そしてリスト、エステ荘の噴水と水に関わる情景が浮かんでくる曲でプログラムの構成にこだわっていると感じました。

暑い日が続いている中、このリサイタルは涼しげな時間を提供してくれました。

ショパンの子守歌で終わり、いい感じでした。

礼儀正しく、みんなに愛されるピアニストになると思います。

これからも、コンテストなどで成果をあげていけそうです。

応援してます。

7月 252015
 

奈良岡朋子さん朗読で井伏鱒二の原作「黒い雨」を聴きに水戸芸術館に行きました。一時間15分の台本で語られてました。上演台本は笹部博司、演出は丹野郁弓。

「黒い雨」を初めて読んだのは小学4年生の頃。図書館委員になったのがきっかけでした。たくさんの本の中から一冊を選んで読む。。面白い本を見逃してはいけないと思い、

作者の名前の順に並べてあるのを上段の左から右へと、そして二段目の左から右へそして、次の段へと。一つの本棚には6段ぐらい棚があったと思います。その本棚が部屋の壁に沿ってずっと並んでました。

一番端の本棚から全部読んでみようと思いました。とても無謀な計画で制覇できなかったのですが、この本はなぜか記憶に残ってます。

戦争には興味があり歴史の本を小さい頃から読んでました。特に、第二次世界大戦。写真入りの図鑑で戦争のむごさ、悲惨さをみてショックをうけたのが小学一年生。なぜか、映画館で戦争映画を母と弟の三人でみたこともいまだに憶えています。何本かみたので、ストーリーは混ざっているのですが、沖縄戦争など、被災した人たちの看護をしてる様子や、治療している様子など、今思うと小さい子に見せてよかったのかと思います。

黒い雨、今回もう一度この本を読んでみました。小学生の頃にはよみづらい本でしたが今ではとても読みやすかったです。朗読会までに読み終わらなかったのですが、なんとなく話の展開を理解しました。そして、奈良岡さんの朗読を聴きました。この台本は、矢須子さんの立場で書かれてました。奈良岡さんと同世代だからかすんなりと話が耳に入ってきました。ソファにすわり、足を組み眼鏡をかけて読みだした奈良岡さん。とても貫禄があり目の前で朗読するのを聴いて、原爆投下の日の広島の様子がよくわかりました。先週の原爆の朗読会と今回の朗読会、自分の知らない事実ばかりで圧倒されてしまいました。

原爆の恐ろしさは知っていましたが、このように具体的に目の前で話してくれる機会は今までありませんでした。この朗読会、そのまま、小学生から大人までできる限り、これからも続けていってほしいと思いました。日本だけでなく世界に向けて、翻訳してもらい発表してもらいたいと思います。女優さんや男優さんの朗読は、いつも感心してしまいます。一語一語、大切にその言葉の持つ力や思いが伝わるように話してくださいます。言葉の大切さ、日常の会話でも、大切にしたいものです。

7月 242015
 

2015-07-25-12-43-48

2015-07-25-12-43-42

パティシェシマさんにオーダーしたワンダフルハウスさんからおすそわけ。

アランデュカスのショコラをひきたてるようなガレットデロワを二台、作ってもらったようです。

ショコラのフィユタージだったので、全体にこげ茶のような色合いがショコラ好きには見た目からおいしさがでてました。

クレーム・フランジパーヌ、ガナッシュ・ナチュール、フレッシュのフロマージュ・ブラン、オレンジのコンフィチュール。

もう一台は、オレンジではなくフランボワーズのコンフィチュールで同じものが作られてました。

食べてみると、デュカスの世界が口の中いっぱいにひろがりました。

たっぷり、おいしいチョコレートを食べた感じです。そのおいしさを広げたのが、フロマージュブラン、コンフィチュールの隠し味。

隠し味の使い方は、島田シェフならではで、これは、シマさんが作ったものだとすぐわかりました。

いつも、素材のよさをひきたててることに注意して作っている姿勢が、食べてみるとよくわかります。

甘味に塩気と酸味が入ると、ホント、おいしいです。